低気圧による不調について
薬局でもサロンでも低気圧による不調を訴えられる方がいらっしゃいます。めまいや倦怠感などの症状もありますが、多くが頭痛で悩まれているので頭痛について紹介したいと思います。
頭痛は一次性と二次性に分けられ、一次性は純粋な頭痛、二次性は何か別の病気などに伴う頭痛とされます。ほとんどの人が一次性でMRIで検査しても異常がないと診断されます。
頭痛の詳細な分類はネットで調べてみてください。もし紹介してほしい声があれば、別途ブログで紹介します。
頭痛のメカニズムは、簡単に記載すると気圧の変化などによって血管が膨張することによる神経圧迫とされています。
めまいや倦怠感などは耳の気管が過剰反応して自律神経が乱れるからとされています。
対策が知りたいという方がほとんどなので、自分が考える対策を3つ紹介します。
1.普段から睡眠時間や睡眠の質を確保する
そもそも頭痛で寝れないという人が多いかもしれませんが、それは頭痛が生じてる時ではありませんか。普段の睡眠はどうですか?時間は?質は?現代人の多くは睡眠時間が圧倒的に足りていないです。ただ、寝過ぎもよくありませんのでご注意ください。
当店に来たことがある方は聞いたことがあると思いますが、自分は睡眠時間が足りていないなら施術を受けるよりもまず寝てくださいと言います。それほど睡眠は大事です。睡眠は副交感神経をしっかりと働かせて(副交感神経優位)、血管を弛緩させます。普段から血管が弛緩していれば頭痛も起こらない、起こってもそこまで酷くない状態までもっていけると思います。血管が縮んだ状態から膨張する幅が大きければ大きいほど頭痛として現れやすくなるでしょう。
もし普段の眠りの質が悪いということでしたら、ぜひ当店で施術を受けて眠れるようになってください。できれば薬に頼らない方が良いです。
そして、できれば食事を摂ってから2時間経ってから寝てください。太りにくくなるし、貴重な副交感神経優位な時間を消化に使わずに他にまわすことができます。このあたりのことはまたブログで紹介したいと思います。
2.カフェインやタバコの摂取量や頻度を減らす
無理ない程度で構いません。もし普段から摂取してるなら普摂取する量や頻度減らしていきましょう。カフェインもタバコも血管を収縮させます。そのため、低気圧になった際の血管が広がる幅が大きくなって頭痛として現れる可能性が高くなります。
普段から常習的に摂取してない方は、頭痛が起こった時にカフェインやタバコの摂取は頭痛を和らげてくれると思います。嗜好品を否定する気はありませんが、量や頻度を減らしてみましょう。
またストレスも原因となります。日々生活してたらストレスは感じるものです。ただ、もの凄く集中が必要で神経をすり減らす仕事をしている方や、職場や家庭の人間関係が非常に悪いといった方は、可能であるならばその環境から抜け出すことも1つです。ずっと続いていた頭痛が転職をきっかけに全くなくなった方を数名知っています。
ちなみに痛み止めの常習的な服用も頭痛を引き起こす原因となるので、当てはまる方は減らしてみましょう。痛み止めを常習的に飲むことが異常ということを認識してください。
3.全身の血流を良くする
頭痛は女性、高齢者に多いです。女性なら生理などホルモンバランスの変化も1つの原因だと思いますが、やはり筋力が少ないことによる身体の血液の巡りの悪さが関わっていると考えます。むくみが生じる原因も同じ理由です。筋力が少ない女性に多く、男性でも筋力が低下した高齢者に多くみられます。
無意識な力み、筋膜や筋肉のねじれ、骨格の歪みによって血流は悪くなります。
全身を1つの水路だと考えたら、上記などの原因によって水路に遮蔽物が現れたり水路にヒビが入って別の場所に漏れ出る(むくみ)ような感じです。もし脳神経外科などを受診して薬を飲んでも改善したい方は一度相談ください。手助けできるかもしれません。
血流の悪さは万病の元です。